八杉晴実 (1934-1990)
1934年鳥取県岩美町で生れる。
東京教育大を卒業後小企業に就職するが、すぐに退社し、翌年、私塾を開設。
1969年塾名を「東進会」とし、塾外では東京私塾会に参加。
1974年には民間教育研究会「わかる子をふやす会」を設立。その会活動のなかで数学者遠山啓氏をはじめとするいろいろな教育関係者に影響を受けながら執筆活動やTV討論番組出演などを精力的にこなすようになる。
また「支援塾全国ネット」設立のころからは、「子どもの権利」にも言及し、子どもオンブズマン制度を提唱、弁護士、マスコミ関係者らと「子どもの学習権」等について月例研究会を持つ。
(このことが評価され、1989年には東京弁護士会の第1回「人権賞」受賞)
1990年5月には、「家族ネットワーク」を発足させるも癌により8月還らぬ人となった。
著書一覧
「先生塾は悪いのですか」(昌平社)
「DIG式算数」、「よくわかる算数」、各種問題集(教育開発)
「塾は学校を超えられるか」(三一書房)
「人間が好き」(新声社(絶版)、一光社より再版)※TBSTVドラマ化
「甦れ笑顔」(啓明書房)
「さよなら学校信仰」(一光社)
「学力おくれ、学校ぎらい」(教育史料出版会)
「かけこみ塾ふれあい日記」(有斐閣)
「子ども支援塾のすすめ」(太郎次郎社)
「学び好きな子に育てる」(啓明書房)
「全国子ども支援塾ネットガイド」(一光社)
追悼文集 400人の証言「心にサインをした男」(一光社)※非売品